30代の奥様のことでご相談いただきました。
男性の奥様は、精神科で処方される睡眠薬を毎晩10錠以上飲んでいたそうです。
奥様が睡眠薬を服用するようになったきっかけは数年前のこと。
育児ストレスから不眠となり、メンタルクリニックに通院し始めました。
目黒区・40代・男性
最初は主治医の指示通り、1日2錠を寝る前に飲んでいたそうです。
とても効果があり、今までなかなか眠れず苦労していたのに飲むとすぐ気分が軽くなったかと思うと、何の苦もなく眠りに落ちている。
熟睡できていることもあって、朝の目覚めも爽快そのもので育児も家事もしっかりこなせていたそうです。
しかしそのうち2錠では効き目が感じられなくなってしまうようになったそう。
夜中に物音で目が覚めてしまうことが度々あり「2錠で眠れるのだろうか」という不安を感じるように。
しっかり眠りたいという強迫観念に駆られ、そのうちに3錠、4錠と内服量が増えたそうです。
ある時期から家事や育児もできずに1日寝込んでいることが増え、「体調が悪いなら病院を受診したら?」と声をかけていました。
子供たちは近くに住んでいる旦那さんの実家へ預けることもしばしば。
そんなある日、病院で処方される薬だけでは間に合わず、個人輸入して薬が家に届いたことがきっかけで旦那さんの知ることとなったそうです。
「育児や家事で疲れているのだから、薬なんて飲まなくても眠れるだろうと思っていた。」と旦那さん。
しかし、そう簡単にいかないのが「睡眠障害」の厄介なところです。
睡眠薬の大量摂取が良くないことはわかっていたので、奥様が保管していた薬をこっそりと回収したそうです。
それでもいつの間にか調達した薬を飲んで寝込んでいる。
そのうちにアルコールと一緒に睡眠薬を飲むようになり、震えや幻覚などの症状が出てきてしまったそうです。
どうにか専門病院に受診させたくても、家から連れ出すことさえままならない。
「そんな時、以前祖父が病院から外出するときに介護タクシーで利用させて頂いた玉川トータルケアさんを思い出しました。
玉川トータルケアさんは介護タクシーだけではなく、体調不良の家族や、メンタルケアが必要な家族の受診サポートなどもやっていることをスタッフの方から聞いていたことを思い出したのです。」
睡眠薬は医師に処方された合法の薬だからこそ、問題に気がつきにくい面もあります。
また、急に断薬することで強い離脱症状が出現することもあるため、自身や家族だけでは対応しきれない事例も多くあります。
家族の人だけで問題を抱え込み解決しようとしないで、それぞれの段階に応じて様々な機関を上手に利用していくことがとても重要です。
玉川トータルケアの民間救急車サービスでは、ご家族の気持ちに寄り添いながら病院や施設、個人的な目的地への移動を安全にできるようお手伝いします。
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